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太陽光発電とときどき膀胱癌

2010年3月に膀胱癌発覚、2011年3月に太陽光発電設置、そんなUBCの日記です。

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手術後の様子

 手術したあとは麻酔により足がまったく言うことを利きませんので、ストレッチャーで戻ります。

 戻る前に、H医師から今回の手術でどういうことを行ったかの説明と、手術後の様子や、今後の予定等の説明がありました。


 手術の内容は前回もちらっと書きましたが、まずは両側腎盂の癌を調べるため、腎盂内を生食で洗った液を採取しそれを細胞診にまわすこと。

 その後で、腎盂に造影剤を入れて撮影を行ったところ、とりあえず明らかな腫瘍は発見されなかったこと。
(これに関しては、とりあえず一安心です。)

 次に、膀胱内12箇所の細胞を生検目的で採取し病理検査にまわすこと。

 膀胱鏡検査の際に写っていた海草のようなものは、とりあえずすべて取り除いたこと。

 を聞きました。


 そして、今回の病状については、やはり今回切除した海草のようなものは乳頭がんではないっぽく、その場合にはTis(上皮内癌)であろうとのことでした。(なので、膀胱全域の12箇所で細胞を採取した。)

 Tisであった場合には、悪性度が高い場合が多いみたいなので不安です・・・

 ちなみにこれらの詳細はこのページがわかりやすかったです。


 手術後の様子は、今はちんちんに尿を出す管が入っているため麻酔が切れるにしたがって膀胱に刺激があるかもしれないので、それが耐えられないようなら痛み止めをもらってくださいとのことでした。

 この後に、H医師は同じことをうちの奥様にも説明していたみたいです。


 元の6人部屋まで戻って気づいたのですが、麻酔が効いた状態っておもしろいんですよ。

 TUR-Btの手術のときって女の人が出産するような体勢で行うのですが(足を広げてひざを曲げた状態)、元のベッドに戻ったときは当たり前ですが足はまっすぐ伸ばした状態なのですが、頭の感覚だと手術のときのままなんですよね。

 つまり、私の頭の中ではいまだ両足を開いて台の上に載せている感じなんですよ。

 これっておそらく、下半身麻酔をして腰から下が完全にコントロール不能になった直前の状態を頭が覚えているからなんでしょうね。

 その状態のまま、頭と下半身は薬で分離されているので、いまだに頭は理解できていないということなのでしょう。


 これ、実際にはかなり不思議な感覚です。

 だって、私も違和感があり、何度もうちの奥さんに「今って足伸びているんだよね?」って聞きましたもんw

 実際、自分で見ても足はまっすぐなのですが、この状態を目で見ても頭はリセットされないんですねって思いました。


 通常、下半身麻酔は1~4時間で麻酔が切れるみたいなのですが、私の場合には少し戻りが遅かったです。

 14時くらいに麻酔の注射を打ったのですが、17時くらいの時点では腰から下、足先までまったく感覚がありませんでした。


 これもけっこうおもしろいんですよ。

 うちの奥様にお願いして何度か遊んでつんつんしてもらって試したのですが、麻酔が効いているときって触れられても何も感じないんですよ。

 腰から下は目に見えるからあるのはわかるのですが、感覚は何もなしという不思議な状態でした。


 その後の状況は、麻酔の効きが悪かった右足から徐々に感覚が戻ってきました。

 まずは、足先に触れるとわかるようになり、さっきまでは腰骨すらわからなかったのがようやく腰骨は触られる感覚が戻ってきました。

 後は、先日も書いたように、下半身麻酔の後はむくみ防止のために強制ストッキングを履くのですが、それ以外にも手術後は足にマッサージの装具を付けるんです。(空気圧で締め付けるタイプのものでした。)

 最初は一定間隔で締め付けられているのはまったくわからないのですが、これが感覚が戻るにつれて徐々に『あっ、なんかされている』って程度に感じるようになってきました。


 しかし、ここで異変が!!

 麻酔が切れるに従って中の内臓の麻酔も切れてきたのか、下腹部(膀胱?)に鈍い痛みが・・・
 (/||| ̄▽)/ゲッ!!!

 しばらくは奥様に手を握ってもらうことで痛みに耐えていたのですが (〃∇〃) てれっ☆、麻酔が切れてくるにしたがって痛みが激しくなり・・・

 しかも、これってH医師が言っていた管が入っている違和感とは違うよな(これまでの膀胱鏡のときとは痛みの種類が違っていたので)と思ったので、ちょっとこのまま耐えるのもやばいか?と思ってナースコールで痛み止めの座薬をもらいました。


 しかし、この座薬を入れるのも一苦労なんですよ。

 なんせ、腰から下の感覚がないもので、横を向いて座薬を入れるのを助けることもできないんです。

 そんな、力の抜けた状態を起こすのって大変だと思うのですが、看護師さん(看護婦さんです)一人でよいしょっと持ち上げてくれました。

 看護師さんって力仕事で大変だな~と思いましたよ。


 その後の痛みの状況は、下半身麻酔が切れるにしたがって座薬が効いてくるという感じで痛みの度合いは変わらないのですが、これ以上痛くなることもなくとりあえずはほっと一安心でした。
 C=(^◇^ ; ホッ!


 そんな状態だったので、夕食の時間は通常よりも1時間遅らせてもらって19時にしていただいたのですが、19時の時点での私の状態は、右足は足先の感覚が戻りひざが少しだけ動く状態、左足は足先の感覚が戻っただけでした。

 そんなだったので、夕食を食べるときも身体を起こす許可はもらえず・・・
(麻酔が効いているときに身体を起こすと、麻酔が上に上がってきて危険な状態になることもあるらしいです。)

 食事は顔を横に向けるだけで、すべて奥様に手伝っていただきながら食べました。
 (人-)謝謝(-人)謝謝


 やってみるとわかると思うのですが、この状態で食べるのには物をかな~りよく噛んであげないと、飲み込むときにむせてしまうので、非常にゆっくりペースでした。

 途中、両足ともにひざがぴくぴくと動くようになったところで、少しだけベッドを起こす許可をもらったのですが、これでもまだまだ補助なしで食べれる状態ではありませんでした・・・

 そんなこんなですべて食べ終わるのに1時間以上かかりましたよ。
 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

 この時間だともうすでに面会時間は終了していたので、寂しかったのですが食べ終わりとともにうちの奥様とはお別れしました。


 この時点での私の状態は、右足はほぼ問題なく動く状態までなっていて、左足もだいぶ動くようになっていました。

 ここまで麻酔が切れたので、ようやく起きても良いという許可が得られました。

 そうそう、先程書いた足を開いてひざを抱えたような感覚は、麻酔が徐々に切れるにしたがって、頭が足が伸びているのを理解していきました。

 痛みに関しては、座薬が効いてきたのか少し痛いかな程度でほとんど問題にならないくらいまで落ち着きました。


 なのですが、今度は尿に出てくる血の量が多い?と言われました・・・

 H医師にも確認してもらい(って、H医師こんな時間まで残っていて、朝から晩まで大変だと思いましたよ。)、利尿剤+止血剤を点滴に追加することで様子を見ましょうとなりました。


 その後消灯となり、私は今晩もあまり寝付けませんでしたが、寝たり起きたりうとうととしている間に、一晩中看護師さんが点滴の液量チェックと、血尿チェックをしていました。

 看護師さんにはほんと (人-)謝謝(-人)謝謝 でしたよ。

 しかも、後で聞いた話ですが、この夜中の時間でも次に入れる点滴の薬剤についてH医師に確認を取っていたとのこと。

 お医者さんといい、看護師さんといい、ほんと申し訳ないくらい感謝の気持ちでいっぱいでした。

 ★あ(^-^) り(-^ ) が(  ) と( ^-) う\(^0^)/★

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お疲れ様でした

手術、無事に終了したんですね。お疲れ様でした!また、術後の状況も自分の経験と照らし合わせながら読んでいます。「そうそう!」と懐かしい限りです(笑)。ちなみに私は管を入れられているのが一番の苦痛でした。
私は手術+BCG注入を経て、現在再発なしの状況が3年5ヶ月続いています。私はBCGによる治療が功を奏しました。(ちなみに先日紹介した真さんも私と同じです)
なぜ膀胱癌にBCG?と思いましたが、医師に説明され納得しました。膀胱以外に広がっていないことを祈念いたします!
では、また!

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HN:
 UBC
HNの由来:
 Urinary Bladder Cancer
性別:
 男
誕生年:
 1972年
膀胱癌発覚:
 2010年3月10日

若い人の膀胱癌は発症頻度が低いらしいです。
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