梅澤先生のブログに興味深い記事が掲載されていました。
代替医療の本などには、よく「癌で死ぬ人の8割くらいは抗がん剤の毒で死ぬ人だ」みたいな極端な書き方を見ることも少なくありません。
今回のお話は、同じく癌で死ぬのに【癌以外の要因で死ぬ】場合を説明してくれたものです。
しかも、梅澤先生のお話では半数以上がこれでは?と言われているくらいの要因です。
その死因は【餓死】です。
癌になると、例えば抗がん剤による吐き気の副作用で食事ができなくなったり、癌そのものが消化器系を圧迫して食べれなくなったり、痛みが原因で食べれなくなったり等あるそうで、それらが原因で餓死に至るそうです。
詳しくは、
「飢餓死」、
「在宅中心静脈栄養」を読んでみてください。
ただ、その後の記事で書いてあるのですが、餓死で死んでしまうことがわかっていてもそれを回避するのが良いことかどうかはそれはそれで難しい話のようです。
例えば、末期がんの状態で餓死寸前になっている場合、これを点滴による栄養補給で餓死を回避したとしても、近い将来最悪の結果を招くことは目に見えているわけで・・・
その餓死という要因だけを取り除いたとしても病気の根本が解決したわけではないので、それは少しの延命処置にしかなりません。
しかもその延命がイコール患者の苦痛を長引かせる、になってしまうのであれば・・・
このあたりの話は
「医者の善意」に書いてありますので読んでみてください。
とはいえ、これらの情報は教えてもらわなければ私たちのような素人にはあまり思いつかない(というか、普通は医者が事前に教えてくれると信じ込んでいるため)ものであるため、知っていて損はないと思います。
というか、逆に知らないと損をする話かもしれませんね。
末期がんというわけではなく、抗がん剤の副作用というだけで飢餓状態に陥っている場合には、栄養剤の点滴等をしないことは大きな体力消耗につながると思われます。
それなのに、栄養剤は癌のえさになるから使わないという医者は少なくない数いるみたいですから・・・
もちろん、栄養剤を入れるリスクと入れないリスクを考えたうえでどちらかを選ぶことが重要だと思いますが、これらを知らないことは一番のリスクだと私は思います。
癌のような大きな病気になると、【情報】というものはとても大切なんだな~とつくづく思いました。
[2回]
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