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太陽光発電とときどき膀胱癌

2010年3月に膀胱癌発覚、2011年3月に太陽光発電設置、そんなUBCの日記です。

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がんペプチドワクチンの状況

 私が現在一番注目している治療法がこの【がんペプチドワクチン療法】という免疫療法です。

 現在のがんに対する三大療法(外科療法:手術、化学療法:抗がん剤等、放射線療法)に次ぐ第4の療法として注目されているのが、この免疫療法です。


 明日の結果発表時に主治医に相談しようと思って調べていた内容を備忘録としてブログにも書いておきます。
(もちろん、皆さんへの情報提供の一つとしての意味もあります。)

 調べていたらこんな時間になってしまったので、今日は細かい説明はここではせずにリンクメインとなりますことをご了承ください。


 現在この「がんペプチドワクチン療法」を進めている有名どころは、東大の中村教授、岩手医科大の藤岡教授、久留米大の伊藤教授あたりでしょうか。


 まずは、この「がんペプチドワクチン療法」とは?ということでこちらのページをご覧ください。

 理論的には理想的ながんペプチドワクチンの本当の効果は?


 そして、調べていてわかったのですが、2009年7月にすでに大腸がんや食道がん、そして前立腺がんについてはこの「がんペプチドワクチン療法」が高度先進医療に認められていたんですね。

 ペプチドワクチンを用いた3技術を条件付き承認


 そしてさらに、今年の高度医療評価会議では、再発予防を目的とした膀胱がんと大腸がん(前回と何が違うの?)が条件付きで承認されてみたいです。

 ペプチドワクチン使用の2技術を条件付き承認


 一時は先日話題となった事業仕分けでペプチドワクチンの継続が難しいかもという話もあって心配だったのですが、この結果を見ると継続できたということでしょうか。

 そして、ここまでくれば、普通の膀胱がんへの適用ももしかしたらもう少しなんじゃないかと期待してしまいますね。


 ちなみに、さっと調べてみたら、現在膀胱がんに対してペプチドワクチンの治療を行っているのは、

 久留米大学

 と

 高知大学

 がありましたが、他にもやっているところを知っている方いらっしゃいますか?
 (さすがに私の住んでいる関東圏からですと、九州も四国も毎週通うのはちょっと辛い・・・ ^^;)


 また、高知大は治験なので治療費は全額依頼者持ちですが、久留米大学は自由診療のため1クールで100万円ちかくかかります。
(1クールが何回かによって前後するそう)


 他には、東大のHPで各種がんの研究施設が紹介されていました。(2009年10月情報)

 がんペプチドワクチン療法

 これを見ると、膀胱癌に関しては、他には岩手医科大学と京都府立医科大学があるみたいですね。


 ちょっと話が飛び飛びになりますが、最近の結果報告の一つにこういうのがありました。

 オーダーメイド医療の切り札はがんワクチン


 それと、昨年の情報ですが、癌掲示板にはワクチン治療の種類をまとめたものでこういう記載がありました。

●東大(中村祐輔教授)チーム(スーパー特区)
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/nakamura/main/top.html
流儀(原理):癌種別に効果のありそうな抗体ペプチドをしらみつぶしに調べて一斉投与
活性化されるT細胞の種類:キラーT細胞のみ
適応するHLA タイプ:制限あり
提携企業:オンコセラピーサイエンス
http://www.oncotherapy.co.jp/
臨床試験→東北大、高知大、福島県立医大など、大学病院多数(抗がん剤併用不可)
民間クリニックでの受診:?

●阪大(杉山治夫教授)WT1チーム
http://sahswww.med.osaka-u.ac.jp/~hmtonc/vaccine/
流儀(原理):WT1の一刀流
活性化されるT細胞の種類:キラーT細胞のみ
適応するHLA タイプ:A2402(人口の60%)
提携企業:テラ株式会社
http://www.tella.jp/
臨床試験→大阪大学(抗がん剤併用不可)
民間クリニックでの受診:九段クリニックほか
(人工抗原ワクチン療法が受診できる民間クリニックは
他にもありますが、たまたま九段クリニックのHPにテラ
株式会社との提携が明記されていたので例として挙げました。
民間クリニックの中でここが一番いいと推薦しているわけでは
ありません。)

●久留米大(伊東恭悟教授)チーム
http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/immun/F/index.html
流儀(原理):複数の抗体ペプチド候補から有効そうなものを数個選んで投与
活性化されるT細胞の種類:キラーT細胞のみ
適応するHLAタイプ:A2、A24、A26、A3、A11、A31、A33陽性
提携企業:グリーンペプタイド
http://www.green-peptide.com/index.php
臨床試験:久留米大学
民間クリニックでの受診:?

●三重大(珠玖洋教授)・岡山大(中山睿一教授)CHPチーム(スーパー特区)
http://www8.cao.go.jp/cstp/project/tokku/index.html
http://www.shikuken.jp/
http://www.okayama-u.ac.jp/user/immuno/index.html
http://www.immunofrontier.com/work_01.html
流儀(原理):CHPと、様々な抗原蛋白質を結合させる。
   現時点ではCHP-NY-ESO-1複合体ワクチンの研究が進んでいる。
適応するHLA タイプ:制限なし
活性化されるT細胞の種類:キラーT細胞とヘルパーT細胞の両方
提携企業:イミュノフロンティア
http://www.immunofrontier.com/work_01.html
臨床試験:三重大、阪大、岡山大(抗がん剤併用不可?)
民間クリニックでの受診:?


 とりあえずは、今日のところはこんな感じです。

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HN:
 UBC
HNの由来:
 Urinary Bladder Cancer
性別:
 男
誕生年:
 1972年
膀胱癌発覚:
 2010年3月10日

若い人の膀胱癌は発症頻度が低いらしいです。
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