昨日テレビで見たのですが(たけしの番組で「みんなの家庭の医学」です)、最近の抗がん剤の投与法って抗がん剤を投与する時間によって効果は倍増させて副作用は半減させるという方法が試されているみたいですね。
これを見たので、ちょっとネットで調べてみました。
この治療方法は、クロノテラピー(時間治療)と呼ばれるもので、人間の本来持っている体内時計を基にした治療法みたいです。
その説明の前に、みなさん一般的な抗がん剤の理論って知っていますか?
ご存知の方も多いと思いますが、抗がん剤って細胞分裂が激しい細胞を選択的に殺す薬みたいです。
ただ、選択的に殺すといっても癌を選択的に殺すことはできないので、細胞分裂が活発な細胞なら無差別に殺してしまいます。
なので、髪の毛を作る毛根細胞や血液を造る脊髄細胞は癌でもないのに抗がん剤により叩かれてしまい、抗がん剤の副作用として有名な毛が抜けたりとか白血球の数が減ったりとかするんです。
そして、話をクロノテラピーの話に戻しますと、最近の研究では、がん細胞というのは夜中に活発になり、逆に毛根や脊髄等の正常な細胞は日中に活発になることがわかってきたみたいなんです。
上記のことがわかったということは、抗がん剤を夜投与することで正常な細胞を殺す割合を減らし、さらには夜投与することで効果的にがん細胞を叩けるというわけなんです。
この効果はかなり高いらしく、抗がん剤の副作用が格段に小さくなるので一回に投与する抗がん剤の量も1.5~2.0に増やせるらしいです。
つまり、その分がんを叩く力も増すんだそうな。
私は題名からもわかるように抗がん剤は拒否派ですが、その最大の理由は【副作用が怖いから(^^;】なので、この方法で本当に副作用がかなり抑えられるなら(制吐剤とか白血球や血小板の減少に対応する薬とかも使っていないのかな?)、抗がん剤も選択肢の一つになるかな~と思いました。
ちなみに、私が抗がん剤治療を選択肢と考えている方法の一つに、ここでもよく書いている梅澤先生の極少量の抗がん剤を使う方法があり、こちらも副作用はほとんどないみたいです。
素人考えですが、この二つを組み合わせたらけっこう最強では?と思うのですがどうでしょう?
極少量抗がん剤投与で自分のがんに効く抗がん剤を探し出し、その抗がん剤を今度はクロノテラピーで夜間にMAX投与すれば・・・
いいと思いません?
このクロノテラピーについて詳しく知りたい方は、下記のリンクを参照してみてください。
がんサポート情報センター ここが一番情報が詳しいですかね。
この「がんサポート情報センター」は他にもいろんな情報が得られますので、お勧めのページの一つです。
ちなみに、最後に触れた梅澤先生の報告もありました。
極少量抗がん剤療法「時間治療」でがんの副作用を減らせる! 健康とくすりシリーズ「くすりはいつ飲めば効く?」の著者である吉山先生のお話です。
生物は独自に時を刻む 体内時計と抗がん剤の関係のプレゼンみたいな資料?
抗がん剤、新投与法クロノテラピー 熊本日日新聞社で取り上げられていました。
このクロノテラピーは理論からするとすばらしい方法なのですが、なぜ普及しないのか?という話も書いてあります。
国も軍事費とかそういうばかみたいなのにお金を使っていないで、こういうのにお金を回してくれればいいのに・・・
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