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太陽光発電とときどき膀胱癌

2010年3月に膀胱癌発覚、2011年3月に太陽光発電設置、そんなUBCの日記です。

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今後の治療について

2010年4月7日

 T大学病院(西洋医学)で聞いた、今後の治療方針です。


 この病院はけっこう田舎のほうにあるためかもしれませんが、診察のときに質問等の話を比較的じっくり聞いてくれるのが気に入っています。
 o(*^▽^*)o~♪


 ということで、今日もいくつか質問してきました。

 まず、病気診断と確定については前の日記で書いた通りなので省略し、今回は今後の治療方針についてです。


 とはいえ、まず気になったのは、もしこのまま何もしなかったらどうなるか?という質問をしてみました。

 まあH医師らしい回答なのですが、「このままほっとくと癌が浸潤して膀胱外まで達し、全身に転移して死んでしまいますよ。」ということでした。
 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

 そういう回答を期待していたわけじゃないのだが・・・
 まっいっか・・・


 その期間は?という問いには、そればかりは人それぞれなのでわからないということでした。

 人によってはすぐにでも浸潤し始めてあっという間に全身に転移してしまう人もいれば、数年間はこのまま何も変わらない場合もあるということでした。


 今後の治療法に関しては、私の癌は上皮内癌ということで見た目ではわからないことから手術で取りきるのはまず不可能ということでした。

 そうなると次に考えられるのは、現在膀胱癌でのスタンダードになりつつあるBCGの膀胱内注入療法となります。

 こちらはまだ現在ははっきりとした効果の理由はわかっていないみたいですが、H医師の話では、

 結核菌であるBCGを膀胱内に注入することで膀胱内に炎症を起こさせ、擬似的に結核性膀胱炎を発生させて膀胱内の粘膜を一層分剥ぎ取り、それとともに癌も流し出してしまうという荒療治ということでした。

 その後、新しい粘膜が再生したときに、癌がなくなっていればいいなという方法です。

 その場合にも、剥ぎ取る粘膜よりも深く癌が根を張っていた場合には残ってしまうし、そうじゃなくても人によっては癌が残ってしまう場合もあるそうです。

 そして、この方法で癌を取りきれる確率は30~40%とのことでした・・・

 私は『うわっ、確率低ぅ~』と思いましたが、まあこんなところなのでしょう。


 その他の治療法としては、やはり標準治療と言えば抗がん剤ですね。

 T大学病院では、抗がん剤を4種使うMVAC療法ではなく、GC療法(ジェムザールとネダプラチン)を用いるとの話でした。

 ネダプラチンは初めて聞きましたが、今調べたところ、シスプラチンの副作用を抑えるために日本で開発された抗がん剤なんですね。

 ちなみに、ネダプラチンの詳細はこちらを見てください。

 MVAC療法をGC療法にすることで副作用を小さくし、その中でもシスプラチンをネダプラチンにすることでさらに副作用を小さくするということでした。

 そして、この抗がん剤(GC療法)にて癌がなくなる確率は10~20%とのことでした。

 まあ、抗がん剤が効く人は1割と聞いている通りの結果ですね。


 ただ、意外だったのは、抗がん剤よりもBCGのほうが副作用は大きいということでした。
 ヽ(-0-ヽ)Ξ(/-0-)/ えー


 ちなみに、そのBCG療法の副作用ですが・・・

 詳細はこちらをご覧ください。

 ここを見ると、6割以上の人になんらかの副作用があるみたいですね。

 しかも、最悪は【死】ですか・・・


 ちなみに、今日H医師から伺った話では、まずけっこうな排尿痛があるという話がありました。

 TUR-Bt後の痛みとは比べ物にならないと笑顔で脅かされました。
 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

 かわいい顔しているのにこういうとき怖い・・・
 ヾ(@゜▽゜@)ノあはははは はぁ~


 その他は、ライター症候群(関節痛や尿道痛など)があると。

 後は一番ひどいと、実際に結核になってしまって高熱や関節痛になるという話でした。


 う~ん、副作用のできるだけ少ない治療を目指している私としてはすごく悩みます・・・

 しかも、抗がん剤は拒否すると書いてあるくせに、もっと副作用が大きいと言われているBCGはやるのか?と言われるともっと悩む・・・


 ただ、これが手術前の一時しのぎだったり、治療後の予防のためだったりした場合にはさすがに断ったと思いますが、私の場合にはまだ何も治療されていないと同じ状態で、このBCG療法が治療という位置づけですからね・・・

 これは受けざるを得ないかなと思っているところです。


 このブログを読んでいる方で、BCG療法をやったかた。
 副作用はどうでした?


 ちなみに、一昔前の話だと思いますが、NHKのサポート掲示板にてこんな投稿があったと知ると余計に怖くなります・・・


・質問=(要約)
 膀胱癌で3回内視鏡手術を受け、先生にBCG膀胱内注入療法を勧められる。
 膀胱が萎縮する副作用があるそうですが、経験された方のお話を聞かせて下さい。

・回答=(要約)
 膀胱癌で内視鏡手術を受けBCG膀胱内注入療法を受けたが、一年たった今でも後遺症に苦しんでいます。
 週一回を8回 40ccを2時間後に排出。
 毎回2日程、激しい排尿痛に悩まされながら6回まで進み、6回目に39℃の熱が出る、解熱剤で熱は下がるが一週間後、全身の関節に激痛があり歩行困難。
 診察では腎臓・肝臓に障害がみられ、3ヶ月程入院、車椅子なしで歩けるまで2ヶ月かかる。
 関節の痛みは1年経っても少し残っている。
 また全身にアレルギー反応が出るようになり、腎臓・肝臓の値が正常値に至らず月一回の通院を続ける。
 膀胱は萎縮し2時間に一回はトイレに行かなければならず、腎臓の一つも完全に萎縮してしまってる。


 さきほどのリンク先では、海外では副作用で死亡の例もあるとか書いてあるし・・・

 ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック


 とりあえずH医師には少し考えさせてくださいと伝えてあるので、もう少し考えてみます。

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BCG昨年しました

こんばんは。
私のBCG体験をこちらに書いています。
http://cancer.so-netsns.jp/?m=pc&a=page_fh_diary_list&target_c_member_id=19&year=2009&month=8
私も、この療法の辛さを事前に聞いていましたので、怖がっていましたが、結局副作用は2日と続かなかったため、終わればたいしたことがなかったように思います。
今のところ再発はありませんよ。
やってみる価値があると思います。

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HN:
 UBC
HNの由来:
 Urinary Bladder Cancer
性別:
 男
誕生年:
 1972年
膀胱癌発覚:
 2010年3月10日

若い人の膀胱癌は発症頻度が低いらしいです。
同じ病気を持つものがいるとわかれば、このブログも少しは心の支えになれるかもしれません。
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