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太陽光発電とときどき膀胱癌

2010年3月に膀胱癌発覚、2011年3月に太陽光発電設置、そんなUBCの日記です。

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お金のことについて 1

 これは私の性格的なこともあると思うのですが、自分が癌であることがわかったときに最初に思ったことは、「自分は後何年生きられるのだろうか?」とか「なんで自分だけがこんな不幸なことに」とかそういうことよりも、実は「癌になったら生活(特に経済的な)はどうなってしまうのだろう?」ということでした。


 癌の治療はお金がかかるというのはよく聞く話です。

 読んでみたい本の一つにこういう本もありました。(まだ読んでいませんが)



 そして、癌であればさすがに今までどおりの残業ばりばりの仕事はできないだろうし、なにより今までのストレスが癌になった原因の一つかもしれないので、今後は仕事量を減らす必要があるでしょう・・・

 となると、必然的に昇給は諦めざるを得なくなるし、残業しなければもちろん残業代もなくなります。

 まあ元々今の仕事はそんなに好きなほうではないので残業が減るのは嫌じゃないのですが、それで収入が減るのはちょっと困ります・・・

 それだけならまだしも、もしかしたら今後は治療や病気で働けなくなるかもしれません。


 私たち夫婦は子供はいないので子供にお金がかかることはないのですが、まだ30年近くも残っている住宅ローンを抱えています。

 ぶっちゃけ、死んでしまえば団体信用生命保険により住宅ローンはちゃらになるのですが、生きているけど働けなく、しかも治療費がかかるという状態は一番辛いです。


 ちなみに、うちの奥様は派遣社員なので、今後奥さんの仕事一本でというのは実際問題難しいです。


 「生きてさえいればお金なんて」というのはよく聞く台詞ですが、実際には・・・
 ねぇ~。
 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

(「愛さえあればお金はいらない」 『本当に?』 というのと似ているかも? 違うかw)



 そんな感じで経済面が特に不安だったので、いろいろと調べてみました。


 まず最初に勤務待遇の面ですが、この不況真っ只中の状況で「働けないなら辞めてしまえ」という声もちらほら聞こえる中、幸いにして私の会社は私の病気に対してかなり理解していただけているので、少なくとも「病気だろうがなんだろうが今までどおり働け」とか、働けないことに対して厭味な態度を取られるとか、そういうことは一切ありませんでした。

 続いて給料の面では、一般的に見て私の会社の福利厚生が良いほうなのか悪いほうなのかはわからないですが、病気になった場合には有給休暇以外に病気休暇というのが使えます。

 病気休暇というのは医師の診断書があれば使える休暇で、この期間は減額なしで給料がもらえます。
(期間は就労年数によって変わり、私の場合には5ヶ月でした。)

 この病気休暇を使い切ると、次は病気休職というものがあります。

 病気休職も同じく医師の診断書が必要で、この期間は通常時の給料に対して6割分の金額がもらえます。
(こちらも期間は就労年数により変わるのですが、私の場合には6ヶ月でした。)

 つまり、最大11ヶ月間は1日も出社しなくてもそれなりに給料はもらえるみたいです。

 しかも、この期間というのは休んだ日にちに対する期間で、例えば週1で休んだ場合にはこの5倍は休めることになります。

 これだとわかりにくいので簡単に説明すると、月平均で20日の労働日数とすると 20日×11ヶ月 で 220日分 休んでも大丈夫ということです。


 みなさんのところはどうですか?

 まだこれから治療が始まるという方や現在治療中の方で会社にこういう制度があるかわからないという方は、有給休暇を使い切る前に会社に問い合わせておくと良いと思います。


 続いて、次は国からの補助の話です。(正確にはこれも会社からの補助?)

 これらの会社からの補助が終わると次は国から「傷病手当金」というものがもらえます。(健康保険組合に加入しているサラリーマンだけの制度かな? 自由業の方はこれとは別に何かあったと思います。)

 これは、1年半の期間、通常時の給料の2/3が支払われます。

 この1年半は大きいですよね。

 私の場合、上記の会社の補助も含めると、最大で2年半弱の期間は働けなくても何かしらの収入があることになります。


 この傷病手当について詳しくは、下記のリンク先を参照してみてください。

傷病手当金について(このページではもらえる金額が6割となっていますが、今は2/3に増額されたみたいです。)

傷病手当金制度(ここも6割になっていますね)

傷病手当金とは


 また、これらをフルに使用した場合には休む期間も長期になるため、やはり途中で会社を退職せざるを得ない場合もあるかと思います。

 その場合には、どうやら事前手続きをすることによって「傷病手当金」と「失業手当金」は両方もらえるようです。

 詳しくは、下記のリンク先を参照してください。

「傷病手当」と「失業手当」

失業手当の基礎知識

 お金に関してはまだまだ書くことがあるのですが、長くなってしまったのでとりあえず第1回目はここまでとして次回に続きます。

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お金

ただでさえ、癌の治療にはお金が必要なので
お金の事は気になりますよね。

切実な問題だと思います。
でも、UBCさんの所は理解ある会社で
よかったです。今の不景気の中
素晴らしい会社の姿勢だと思います。

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HN:
 UBC
HNの由来:
 Urinary Bladder Cancer
性別:
 男
誕生年:
 1972年
膀胱癌発覚:
 2010年3月10日

若い人の膀胱癌は発症頻度が低いらしいです。
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