今の医療って、だいたいが標準治療と言って、ある病気であることが確定すると、マニュアルどおりに薬が決まって、薬の量も決まって、という感じじゃないですか。
そこには患者の体質や性格などはほとんど関与しませんよね。
それは、さながらロボットを修理するような感じ・・・
でも、同じ西洋の治療でも昔は違った気がするんですよ。
私が子供の頃は近所の内科医にかかると、目の色診たり、舌の色診たり、お腹を触診したり、きちんと【病人としての私】を診てくれていました。
ですが、今はそういうのは気にせず、ただ単に病気しか診ていない医者が多い気がします。
前の主治医が特にそうでしたが、治療をしても副作用がどうだったとか気にしないし、こちらが痛みを訴えてもあまり気にしないし、まさに患者を無視して病気だけを診ている感じ・・・
病気さえ治れば患者の気持ちなんて考えないし、そもそも「たとえどんなことがあろうと、病気さえ治ればそれがベストでしょ」という感じ。
そのほうが良いと言う人もいるかもしれませんが、私は私自身を診てほしかったので、このタイプの治療には不満でした。
しかも、たとえこのような治療方針でも、病気が治れば特にこのようなことを考えなかったかもしれませんが、癌という病気はそう簡単ではないですからね。
私は特にかもしれませんが、患者の気持ちも考えて欲しいわけなんですよ。
そこで、これは私のイメージですが、東洋の治療なら私の希望に近い治療をしてくれるんじゃないかと思って、最初に訪れたのがSクリニックだったわけです。
東洋治療で、しかも癌専門ということで、まさに求めていたものかと思ったのですが・・・
SクリニックのM先生も西洋医学出身の医師だからでしょうか、治療は針治療と東洋の治療なのですが、治療の進め方は西洋っぽいんですよね・・・
癌の場所がどこであろうと、今の状態がどうであろうと、やることは同じで、全員に同じサプリメントを処方して、全員に同じ刺絡の鍼治療でした。
そして、患者の訴えに対する対応も、こちらが痛みを訴えても不調を訴えても、話は多少聞いてはくれますが治療方法が変わることはありません。
あったとして、サプリの量を増やすとか、鍼の回数を増やすとか、その程度でした。
その方法がだんだんと嫌になり、保険が利かないから治療代も馬鹿にならないし、場所も遠いから通うのも億劫だし・・・
となって、前にも書きましたが、止めてしまいました。
ちょっと長くなったので、続きはまた今度にします。
[3回]
PR
COMMENT
ハリ治療
ちなみに、脳腫瘍にかかり左耳全廃していた
時に一筋の光を見つけてやったハリ治療の
効果もあって脳腫瘍が縮小しました。
ただ、半年位たって「聴力はまだもう治らない。」という言葉を絶対に言わないで
淡々と治療を続ける医院に「?」がついて
通わなくなりました。お金も高いし、場所も
遠いという事で・・・・・。
でも、いい先生にあたってよかったですよね。
効果が期待できると尾思います。病院の治療と
併用して頑張ってね!応援しています。