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太陽光発電とときどき膀胱癌

2010年3月に膀胱癌発覚、2011年3月に太陽光発電設置、そんなUBCの日記です。

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気持ちの話

 実はこの話は土曜日に書いたのですが、今日皆さんからのたくさんのお祝いメッセージを読んで、ますます表に出すのを止めようかと思っていました。

 ですが、やっぱりこのブログはこんな人が書いているんだということをわかって欲しくて、アップします。


 前の日記でがん細胞がなくなって嬉しいということを書きましたが、今日はちょっと別の話。

 がんという病気とも別の話かも。


 そして、今回書くことは、がんばって闘病している人や、闘病以外でも何か大きなトラブルを抱えそれを乗り越えようとがんばっている人にとっては、とても気分を害する内容かもしれません。

 おそらく怒られることもあるでしょう。

 ただ、とりあえず今の段階ではがんが治ったという結果を受けて、このタイミングで一度書いておきたいと思いました。


 ですが、正直ここで仲良くなった常連の方には読んで欲しくないかも・・・

 おそらく、「いったいなんてことを言うの?」と嫌われることと思います。

 しかも、みなさんからたくさんのおめでとうコメントをいただいた後なのに、このような内容を書くことにもすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。


 じゃあなんでそんなこと書くの?と思われるかもしれませんが、このまま偽りの気持ちでブログを書き続けていきたくないと思ったので、私の正直な気持ちを書いておこうと思いました。


 ですが、そんな内容ですので、もし可能なら続きは読まないでください。


 前置きが十分すぎるほど長くなってしまったので、ここからはいきなり本題に入ります。


 昨日主治医から「生検した8箇所すべてからがん細胞は見つかりませんでした。」と言われたとき、同席した妻や母はとても喜んでくれましたが、実は私は正直なところ嬉しさはありませんでした。

 それどころか、正直申し上げると、そのときの感覚は「がっかり」に近かったかもしれません。


 前にも近いことを書いたかもしれませんが、なぜか私には現在生への執着心がまったくありません。

 それどころか、けっこう毎日生きていくのがしんどい状態だったりもします。

 直接的な表現は避けますが、今すぐ私という存在がなくなっても構わないとさえ思っています。


 最初にがんが発覚したとき、私にはショックは何もなかったと書きましたが、むしろこれで良いときに人生が終われるかもという不謹慎なことを思っていたのかもしれません。


 ですので、その後の治療に関してもそうです。

 BCGという辛い治療を続けたり、さまざまな治療に手を出したりしたのは、半分は妻が望むから、半分は私の興味本位(人体実験?)、みたいな感じでした。

 ですが、さすがにもし膀胱を取る話になったら、ただでさえ生きているのが辛いのに、さらに肉体的にも辛いのは耐えられないと思っていたので、さすがに断ろうかと思っていたくらいです。


 こういう風に考える理由はよくわかりません。

 妻と過ごす時間は楽しく心安らぐときですし、仕事もすごく嫌いなわけじゃありません、ただなんとなく日々生きていてむなしさがあるんです。
 充実していないという感じかも。


 妻や家族や友達や、このブログに来ていただいている人たち、私のことを心配してくれている人たちには大変申し訳ないと思うのですが、そういう気持ちなんです。


 理由はわからないのですが、おそらく精神的に病んでいるのでしょうね。

 何が原因なのか? どの時点からこうなってしまったのか? などもよくわかりません。


 私は仮にもがんが治ったのにこんなことを書いて、生きるために辛い治療にも耐えて精一杯がんばっている人には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 よく、自殺する人に対して、自殺するくらいならその健康な体を自分の体と取り替えてくれ、というようなコメントも見ますが、私はまさにその言われる側の人間かもしれません。
 (仮にも一度はがんに侵されたこの体はいらないよというつっこみはなしで)


 こういう内容はあまりがんのカテゴリーで書く話ではなかったかもしれませんね、新たにメンタルヘルスのカテゴリーのブログを作って書く内容だったかもしれません。

 こんなこと書いてすみません。


 最後に追記です。

 こういうふうに書きましたが、私も毎日こんな感じというわけじゃないんですよ。
 今朝はけっこうダークサイドに落ちていましたが、今はけっこう普通です。
 自分でもよくわからないのですが、たまに深くダークサイドに落ちる感じ・・・

 なんなんでしょうね。
 この気持ち・・・

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こんにちは

こんにちは。
まずは、心からおめでとうございます^^

私の場合は、治ったにもかかわらず治療直後から強烈な落ち込みが出てきました。看護婦さんに聞いたところ、治療が終わるころに精神的に落ち込む(波が出る)患者さんは多いとのことでした。 ただ、UBCさんは治療前からそうだったのようなので、まとはずれであれば、ごめんなさいね。
 でも、大変な山を越えられて体も心もお疲れのことと思います。時間がたつにつれて体が本調子になってくれば、気力もわいてくるのでは、、(私はそうでした)とも思いました。
しばらくは気分をゆったり体もゆっくりされますように。。

無題

ごめんなさい、続きを読んでしまいました。読むなと言われると余計に読みたくなってしまいまして。。。。
心のうちを正直に打ち明けてくださってありがとうございます。
体が100%のコンディションでないと誰だって
何でもない日常生活でさえ「おっくう」になります。それが普通だと思います。
いつも体のどこかが不調だったら充実した時間は過ごせないですよね。

あと何日が何週間かして痛くても辛くてもあの時に治療しておいて良かったと確信できる時が必ずやって来ますよ。









無題

今まで数々の治療法をこなし最悪どうなるのかな?とか考えていく過程で自分の考えと逆の結果が出た場合つまりガン細胞が認められないと言う場合、UBCさんの心境に陥ることがあるかもしれません。揺れ動く気持ちいままでの過程で理解しています一時的な事ではないでしょうか。

無題

すみません、読んじゃいました。
直後はそうなんだ・・・(無の状態)でしばらく言葉がかけれませんでした。
気持ちの向く先は人がなんと言おうと変えられない部分があると思います。自分でさえなんでこんな風に思うんだろうというときもありますし。
UBCさんは自分の気持ちと正直に向き合おうとしているんだろうと私は勝手に理解しました。
なので、せっかくがんが無くなったのにって怒りの気持ち等ありませんよ。
これからも、正直な気持ちで私たちに語りかけてくださいね!

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HN:
 UBC
HNの由来:
 Urinary Bladder Cancer
性別:
 男
誕生年:
 1972年
膀胱癌発覚:
 2010年3月10日

若い人の膀胱癌は発症頻度が低いらしいです。
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